この世界のすべてが終わりを告げる。Happy End。
皆を助け、幸せを手にした理樹達。
そしてリトルバスターズはこれからも続いていくのだろう。
でも…
たとえ、続いていったとしても。
なぜ、おれはそこにいないのだろう。
ある現実
222
いつもの電車に揺られながら、いつものように会社に出勤。
いつものデスクワーク、いつもの会議、いつもの…
そしてまたいつもの電車に揺られながら…ふと思い出す。変わることのない世界。
その中で奔走する理樹。世界の秘密、個々の感情。
幻想的で、きれいな世界。でも、現実 -ここ- じゃ無い。
辛くなる。俺は本当に望んでいた。そんな世界で生きたいと。
家に帰り起動する。Episode:little busters...
はかなく、消えゆく世界。その中で、恭介は何を思っただろうか?
涙が止まらない。何が悲しくて泣いているのだろう。
そこに、俺はいないんだ。
そんなことは当たり前だ。
これは物語で、作られた世界だから。
何がそんなに俺を震わすのだろう。
おれは今、不幸せなのか?そこに「生きたい」と願うほどに。
そんなことはない。生活にも満足しているし、人にも恵まれている。
じゃあなぜ、こんなにも辛いのだろう?
そこにいないことが。
あぁ、そうか。
それは奴らが、あまりにも輝いて見えたから。
自分にはない別の幸せを持っていたから。
その幸せが、あまりにも…美しかったから。
只々、うらやましかったのかもしれない。
俺は変なんだと思う。
これは単なる物語。
一時の感情を与えられ、
ひと時の鑑賞を、楽しむ。
それだけのことなのに。
こんなにも、痛む、心が。
ふと、思い出す。
俺には、馬鹿をともにできる親友たちがいただろうか。
少なくとも一人。頭に浮かんだ。
大人になってから、暫く会ってはいない。
たまには電話でもしてみようか…。
そう思い俺は携帯電話をたぐり寄せた。
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締切が昨日と知らず…(汗
リトバスSSではないのかもしれない。
でも、思いついたのがこれで、文章にしたかった。なので反省はしていないy=ー( ゚д゚)・∵. ターン
文章は足らず、初のSSなのでうまく書けてるかはわかりませんが・・・ってなんか問題点が次々と(滝汗
もしそれで内容が合わないということがあったら消しといてください。
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